これで終わりなわけです。 ええとつまり、なんかでっかい世界観広げたシリアス系のSSのプロローグだけ書いて、で、それを「やり逃げタイフーン」系列ってことでUpしようとか思ってたんだけど、さすがにちょっとまずいような気がしてきたのでこっそりこっちで…

ぎ、と言う音と共に目の前で火花が散った。続いて鈍く重い感触。少しでも力を抜けばタダではすまない──俺は必死に脚と腕に力を込めて歯を食いしばる。 「は──！」 夜の闇に白い呼気。それが霞んで消える寸前に、目の前の人影がぶれる。──右の耳に、鋭い音。…